板金ハンダのコツをご紹介!穴のあいた真鍮製(キャブレター)フロート修理

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ヤフオクでエポの中古キャブレターを購入しました。

未整備という商品説明書きの通り、穴という穴は全て詰まっていて真鍮フロートにも穴が開いています。今回はこのキャブレターの洗浄と真鍮フロートの穴埋めをご紹介します。

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ネジ山がなめるメカニズム

古いキャブレターを分解するときに発生するトラブルが「真鍮製ジェット類の山をなめてしまう」というものです。ネジ山をなめないためのポイントは「ジェットに合ったマイナスドライバーを用意すること」「浸透系潤滑スプレーを十分に吹き付けておくこと」です。

真鍮ジェットのネジ山がなめるメカニズムを簡単に説明します。

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図Bのようなガタツキができるマイナスドライバーでは、ネジ山との接触面(黄色部分)が小さくなります。ネジ山の一部分に偏って力がかかるので、ネジ山がなめるという結果を生みます。

図Aのようにガタツキがなければ、ネジ山とマイナスドライバーとの接触面が広くなり均等に力がかかります。従ってネジ山がなめる可能性は低くなります。

さらに潤滑スプレーを十分に吹き付けることで固着したジェット類をスムーズに緩めることができます。

キャブレター洗浄

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使用する洗浄剤はキャブレタークリーナーの代名詞「ヤマハ キャブレタークリーナー」です。市販品で唯一キャブレターの詰まりを解消できる洗浄剤で、バイクショップでも使用しているのをよく見かけます。

かるく歯ブラシで擦ったあと、漬け置きしておきます。

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2時間置いたのち、柔らかくなった汚れを歯ブラシで擦り落としていきます。ジェットの穴にジェル(ガソリンの塊り)が残っている場合には、荷物名札の細い針金(百円均一で入手可能)が役に立ってくれます。

最後にエアーを吹いて終了です。エアーがない場合には、CRCなどの潤滑スプレーにノズルをつけて吹いてやっても構いません。

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最後にお湯でクリーナーを落とし乾燥させました。

ハンダで穴埋め

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お次は本題のハンダで穴埋め作業に入ります。
用意したものはこちら。

・40Wハンダこて
・100Wハンダこて
・板金用はんだ
・板金用フラックス

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1.ハンダこてをコンセントに差して熱します。

2.母材にフラックスを塗布します。

3.こてを当てて母材を熱し、フラックスが泡立った後にハンダを溶かして穴を埋めます。

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40Wハンダこてで挑戦したのですが、ハンダが玉になるばかりで母材に上手く載りません。

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100Wハンダこてに替えて挑戦し直しました。

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これまでの苦労がウソのよう、簡単にハンダが載りました。板金半田には出力の大きいハンダこてが必須です。

あとがき

コツというには余りにも簡単な結論でしたが、出力の弱いハンダこてではまず上手くいきません。これから板金ハンダに挑戦される方はぜひ出力の大きいハンダこてを用意して行ってみてください。

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