前回の記事で予告しました通り、今回は昇圧器を付けて溶接を行います。
用意したのはスズキッドから販売されている「トランスター ハイアップ」。数ある昇圧器の中からこれを選んだ理由は、唯一25%もの昇圧が可能であるからです。
使い方はいたってシンプル、コンセントと溶接機の間に昇圧器を経由させてやるだけです。
早速使ってみました。
溶接個所の溶け込み具合が昇圧器「あり」と「なし」では一目瞭然です。25%アップの場合では1.4mm棒では細すぎる様で、すぐに溶けてしまい上手く扱えないほどでした。昇圧する場合は、1.6mm棒の方が良いかもしれません。
また前回苦労した初期アークの発生ですが、ハイアップを使うと全く苦労することなく火花を飛ばすことができました。昇圧器を使う場合は、「ブラッシング法」「タッピング法」のどちらでも楽に初期アークを発生させることができます。
次は鋼材を接合したいと思います。
溶接棒が1.4mmしかないため15%アップで溶接しました。全ては昇圧器「トランスター ハイアップ」のお陰ですが、我ながら上手く溶接できたと思います。
裏側までは溶け込んでいません。溶接棒1.4mm&15%アップでは力不足の様です。
次回は溶接棒1.6mm&25%アップで溶接してみたいと思います。
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