原付(125cc以下&書類無し)バイクの登録・廃車・名義変更方法


バイクをオークションで購入したり、友人間で譲渡した場合には自身でナンバープレートの廃車、登録を行う必要があります。今回はバイクの登録に必要な物と提出書類についてご紹介します。

画像の書類は「申告書兼標識交付申請書」というものでナンバープレートを新規に発行する際に必要な書類です。書類は各自治体(市役所、区役所)の窓口またはホームページにて取得することができます。

書類の記入例は窓口に用意してあります。分からない項目は空欄で構いません。窓口担当の方に聞くと親切に教えてもらえます。

では早速本題に移りまして、バイク(125cc以下)の「①廃車」「②登録」…の順に書いていきたいと思います。

① 廃車手続き

持参するもの

○ナンバープレート
○印鑑
○身分証明書(運転免許証、健康保険証など)

上記3点を持って各自治体の市民課税係窓口に行くだけです。
そして書類1枚(廃車申告書兼標識返納書)を書いて終了。
「廃車証明受付書」を受け取ったら帰ります。
手続き自体は2,3分で済んでしまいます。(窓口の込み具合によります。)

素人が、自分で出来た!バイク(原付~125cc以下)の廃車手続き。
この度、兄弟のホンダPCXを廃車する機会がありました。 好意にして頂いているバイクショップにて廃車代行に掛かる費用を聞いてみると、代行費用は「2000円+税8%」との回答をもらいました。ショップによって差があるかと思いますが、...

② 登録手続き

持参するもの

○廃車証明受付書(書類がない場合は④へ。)
○譲渡証明書(冒頭画像の書類。交付申告書欄内の赤マル。)
○印鑑
○身分証明書(運転免許証、健康保険証など)

※「譲渡証明書」は項目さえ押さえてあれば、別様式の物でも受け付けてもらえます。
登録の場合も上記4点を持って各自治体の市民課税係窓口に行くだけです。
そして書類1枚(申告書兼標識交付申請書)を書いて終了。
書類が揃っていれば2,3分で手続きは済むので、ナンバープレートを受け取って帰ります。

③ 名義変更手続き

名義変更と書きましたが、原付バイク(125cc以下)で名義変更(同じナンバープレートの使用)はできません。
よってナンバープレートを返納(廃車)した後に、改めて登録することになります。

持参するもの

○譲渡証明書(冒頭画像の書類。交付申告書欄内の赤マル。)
○委任状(前の持ち主から書いてもらう。家族間の場合は不要ですが、印鑑が2本必要です。)
○ナンバープレート
○印鑑
○身分証明書(運転免許証、健康保険証など)

※「譲渡証明書」は項目さえ押さえてあれば、別様式の物でも受け付けてもらえます。
上記5点を持って各自治体の市民課税係窓口に行くだけです。
そして書類2枚(廃車申告書兼標識返納書、申告書兼標識交付申請書)を書いて終わりです。
さすがにこれだけ記入していたら10~15分ほど時間が掛かります。

手続き自体は可能ですが、前の持ち主に廃車して引き渡してもらうことをお薦めします。

④ 書類がない車体の書類発行方法

「古物販売商」の方に「販売証明書」を発行してもらうと登録できます。

(排気量125cc以下のバイクで、盗難車でないことが最低条件です。)

ヤフオクでは販売証明書の発行を行うサービスを提供している方もいます。興味のある方はヤフオク内で「バイク書類発行」で検索してみてください。

この「販売証明書」の他に「印鑑、身分証明書(運転免許証、健康保険証など)」を持ち「②」の手順で登録に向かえばナンバーを受け取ることが出来ます。

⑤ 登録手続き(書類がない場合で且つオークションで購入した場合)

持参するもの

○車体番号の石刷り(赤鉛筆などで車体番号 刻印をこすり写したもの)
○オークションで購入した証明書類
(「落札ページ全文」「売主」「買主(本人)」が分かるページをプリントアウトしたもの)
○譲渡証明書(冒頭画像の書類。交付申告書欄内の赤マル。)
○印鑑
○身分証明書(運転免許証、健康保険証など)

※「譲渡証明書」は項目さえ押さえてあれば、別様式の物でも受け付けてもらえます。
上記5点を持って各自治体の市民課税係窓口に行くだけです。
そして書類1枚(申告書兼標識交付申請書)を書いて提出します。

身分証明書のコピーをとっても構わないかどうか確認されるので、了承する旨を伝えます。

※自治体によっては受け付けられない事があります。その場合は「④」販売証明書を取得して登録を行います。

あとがき

どの手続きでも、「誠実な態度で」そして「自信を持って」「粘り強く」申請すれば、スムーズに気持ちよく手続きを終えることが出来るはずです。
このページが皆様の参考になれば幸いです。

※注意※
自治体によっては、申請書類等が上記のものと異なる場合があります。
申請の際は、予めホームページ等でお住まいの自治体の必要書類をお調べください。

コメント

  1. カズ より:

    こんにちは。
    バイク専門の買い取り業者に以前の愛車の原付を見せたら
    「音がでていますね」~売り物にはならない~
    と言われ代車や部品取りののち廃車と思い、ま、いいか、と金三千円で引き取ってもらった原付が数ヵ月後に千葉のバイク屋で普通に中古として売っていました(泣)

  2. 管理人 より:

    それは酷い話ですね。
    数を捌いての買取専門業者ですから、少しでも買い叩こうとしているのでしょうか。
    私も以前乗っていた車体をバイク店に売りに行ったことがあるのですが、後日見た時には買取価格の倍以上の値段が付いていました。
    手間は掛かりますがバイクの売買に関して、今現在ではオークションでの個人売買が一番良いと思っています。
    これまで何度か取引きをしましたが、引取りor渡し時はいつもバイク話で盛り上がります。
    なにより売り手も買い手も気持ちよく取引きできるのが一番だと思います。

    • アキヒコ より:

      個人間売買は壊れやすいバイクにあたる可能性もあります。最低限整備できる人から買うか店で買う方が無難です。よくあるのは消耗品交換の時期に買ってしまうことです。買って間がない時にベルト切れて走れないことがありました。素人から買うのはリスクあると思う。

  3. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

  4. 管理人 より:

    コメント下さりありがとうございます。
    また是非お越し下さい。