※この記事は2011年9月、旧ブログで書いたものです。
コレダの12Vのジェネレーターが、エポに流用することができるという情報を得たため、ヤフオクでコレダ50の実働エンジンを購入しました。
実働エンジンなのに、クランキングできない
エンジンが届き、早速現状確認しました。
キックを降ろしクランキングさせようとしたのですが、キックレバーがまったく動きません。
シリンダーヘッドとシリンダーを取り外し、ピストンを手でもって動かそうとしましたが、こちらも駄目でした。
出品者への連絡とその後の結果
エンジンがクランクしない旨を出品者に連絡し、次のように出品者に要望してみました。
- エンジンを着払いで返品するので、商品代金と送料を返金してほしい
- 不動エンジンとしての適正価格にするなら購入したい。差額を返金してほしい
実働エンジンが欲しい方であれば1番:返品要求のみでしょうが、私の場合はジェネレーターが欲しかったため値引きの要求も選択肢に入れてみました。
1番か2番かのどちらかの対応をして欲しいと出品者に連絡してみたところ、2番の差額返金(値引き)対応をしてくれるとのことで決着しました。
ヤフオクでのトラブルに合わないための対策
バイクや車のパーツを購入する際には、出品者の評価をチェックすることは必須です。
これまでの経験上、個人よりも解体業者から商品を購入したときにトラブルが発生することが多々ありました。
- 落札商品ではないものが届いた(同日に発送した他商品と送り状の張り間違えが原因)
- 段ボールにパーツを裸で入れる。輸送中に暴れ、開封すると壊れていた
- スクーター実働エンジンを買ったのに、Vベルトは切れ、クラッチが砕けて飛び散っていた
- 1万キロ未満の低走行エンジンを買ったのに、消耗部品を見ると5万~10万キロくらい走っているエンジンが届いた
- 商品に不備がある場合、連絡をとろうとしても音信不通になる
- 尋常ではない金額の梱包手数料を要求してくる。商品代金2000円、送料4000円、梱包手数料5000円で、手数料が一番高い。結局、口論になり落札の権利をはく奪されて、悪い評価まで付けられてしまいました
- 油や汚れがそのままで、室内では開封できないのはごく普通。しかし、ハンドルパイプからカメムシがわらわら出てきた時には流石に引きました。
今回のコレダ50エンジン出品者はバイクを解体販売している業者でした。
しかし過去の評価履歴からトラブルの際には対応してくれる優良なショップだという事は分かっていたので、穏便にことを済ませることができました。
トラブルを避けるポイントは「評価の件数が多く、悪い評価のない出品者から購入すること」これに限ります。悪い評価がある場合であっても不備が発生した商品の返品に応じている出品者であれば一先ず安心です。
ジェネレーターとフライホイールを外す
不動エンジンの取り引きが決着したので、ジェネレータを取り外しに取り掛かりました。
フライホイールですが、専用工具がないと外れないようです。早速、御用達の整備工具のストレートにてフライホイールプーラーを購入しました。
取り外し完了。ジェネレーターステーのプラスネジはすぐに舐めてしまうため、インパクトドライバーは必須です。
不動エンジンの解体
ここからはエンジンがクランキングしない原因を探るため、エンジンを割ってみたいと思います。再利用はしないため、使用する工具は「プラスドライバー」「金づち」のみ。
エンジンを3枚に開くことができました!
クランクシャフトもベアリングも完全に錆びています。どうりでクランキングしない訳だ!(;^ω^)
(クランク以外の)エンジン内部は綺麗なものです。オイル管理がしっかりとされていたのか、走行距離が短いのかどちらでしょう。
シリンダー周りから水が浸入しクランクが錆びる前は、良い状態の実働エンジンだったのかもしれませんね。
あとがき
オークションに限りませんが、トラブルに合うと大変なエネルギーを要します。ストレスも溜まり気持ちのよいものではありません。
私を反面教師に「評価の件数が多く、悪い評価のない出品者から購入する」ようにしましょう。欲しいものであっても、時にはあきらめる勇気も必要かもしれません。
コメント
キャブのエアベントホース
こんにちわ、
スズキと申します
先日、ボロボロのこれだスクランブラーを購入し、キャブをオーバーホールしたのですが
エアーベントホースが破れてしまい引き直そうと思ったのですが、
サービスマニュアルにも書いてなくて
非情に困っています。
エンジンをばらした時に、どこに刺さっっていたか覚えていないでしょうか?図々しい質問で申し訳ございません。どうしても乗りたいので教えて下さい
コメント下さり、ありがとうございます。
私が購入したエンジンにはキャブが付いていませんでしたので、正規の場所は分かりません。
一般的な話になりますが「エアーベントホース」の役割はフロートチャンバー内を大気圧になる様に保つことですので、最悪ホースは付いていなくてもエンジンは始動する様です。
ただ安全上、点火部よりは離した方が良さそうです。
私の知っている限り、エポ・マメタン・GN等のRG系のエンジン、ホンダ カブ系のエンジンではエンジン本体の後方下側までホースを伸ばして路上に垂れて大気開放するよう配管してありました。
(ホンダのエンジンでは環境配慮の観点から一定の時期から設計が変更されたようです。)
言葉では分かりずらいですが、エンジン本体の中央ラインをクランクケースに沿って後方に這わせて、ステップ後方の地面に近い部分に落ちるようホースをカットしてあります。
答えになっているかどうか分かりませんが、参考になれば幸いです。
スズキさんのコレダが上手く復活することを祈っております。
丁寧な説明をしてくれてありがとう
答えてくれてありがとうございます。
エンジンの付け根のステップあたりに、こんにちわしてそうですね。
終末はエンジン下ろしてみようと思います。動いたら、ツーストロードバイク並みにピーキーなコメントするぜ!
楽しみにお待ちしております(*^ ^*)
1年ぶりですお世話になりました。
本日やっとエンジン始動いたしました。タンクの錆落としやら、エアフィルターがボロボロだったり、キャブのガスケットがくたばっていたりを直していたら1年かかってしまいました。ベントホースの件非常に助けになりました。ありがとうございました。
ご丁寧に連絡くださりありがとうございます。
そうですかエンジン始動しましたか!
良かったです。
エンジンがかかった瞬間が一番嬉しいですよね。
僅かでもお役に立てたようで嬉しく思います。(*^^*)
こちらこそお手伝いさせて頂いてありがとうございます。
復活させたバイクをお互いに大切にしていきましょうね。