ヤフオクでエンジンがかからなくなったというスズキ アドレスV100が2万円ほどで出品されていたので落札して引き取ってきました。
エンジンが始動するには下記の3つの条件を満たしている必要があります。
- 燃料
- 火花
- 圧縮
エンジンの焼き付きやコンロッドの曲がりなど最悪の場合は、エンジンの載せ替えが必要となります。
アドレスV100 始動確認済みのエンジンは送料を入れても2万円くらいで購入することができるようであるため購入に踏み切りました。
出品者のID評価と商品説明文について
出品者は個人の方で評価数200件を超えており、「悪い」の評価は一つもありませんでした。
バイクは通勤に使っており「ある日突然エンジンがかからなくなった」と説明文には記載されていました。
バイクに詳しい方ではありませんでしたが、写真に写るバイクも綺麗な状態でした。また出品や落札などの評価や件数からも、故障か所を隠したり誤魔化したりするような方ではないことが分かりました。
出品者の方のYahooIDが使われ始めた開始年数も5年以上前でその点も一つの安心材料となりました。
バイクの状態について
引き取ってきたアドレスV100は「エンジンがかからない」以外はとても状態の良いバイクでした。
リアサスペンションは一度は新調されており、グリップやシート,カウルなど外装もほとんどキズはありません。
バイクショップが修理箇所の調査に多額の修理費用がかかると言ったことに疑問を覚えるほどです。新しいバイクを買って欲しかったのかもしれません。(;^_^A
故障か所
この年代のスズキ スクーターは「燃料 負圧コックが故障しやすい」という残念な特徴があります。アドレス以外にもセピア、ヴェクスター、バンディッド250なども同等の燃料コックが使われています。
エンジンが始動するための3つの条件「燃料」をチェックしてみました。
キャブレターのドレーンスクリューを緩めてみたところ、ガソリンが出てきません。
燃料コックをスキップさせて直接キャブレターにガソリンを入れてみたところ、問題なくエンジンがかかりました。
よって故障の原因は「燃料 負圧コック」の不良であると判明しました。
エンジンがかからない原因の修理箇所
アドレスV100の燃料コックは上の図の10番です。
部品番号は「44300-11B01」で、2022年6月現在でも純正部品をヤフーショッピングなどで購入することができます。記事を投稿した時点での価格は約3,500円(+送料600円)ほどでした。
結論として、燃料コックを新しく交換することでバイクは無事にエンジンがかかるようになりました。
今回は運が良かったため、修理費用は4.1千円ほどで済みました。
整備箇所
- エアクリーナーフィルター(1,080円)
- フロントブレーキフルード(550円)
- フロントブレーキパッド(2,580円)
- リアブレーキシュー(1,080円)
- ドライブベルト(3,800円)
- ウェイトローラー(720円)
- プーリー(4,200円)
整備箇所は上記の通りです。
整備費用はDIYで行って14,010円ほどとなりました。
※アドレスV100のプーリーを固定しているナットは逆ネジになっています。ご自身で整備される場合はネジ山を潰さないように注意してください。
まとめ
- 本体価格:20,000円
- バイク輸送費用:3,600円(高速・ガソリン代、自家用車フィットで引き取りに行った。)
- 修理費用:4,100円
- 整備費用:14,010円
合計費用:41,710円
バイクの本体価格と修理、整備費用の合計は41,710円となりました。
バイクショップで購入する価格より少しは安く済んだのではないでしょうか?その分手間と時間がかかっておりますが…(;^_^A アセアセ
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