しばらく前に溶接機が欲しいと記事にした「ホームアークナビプラス(スズキッド)」を購入しました。溶接機に入っているものは、「本体」と「手持ち面」「溶接棒3本(1.6mm)」です。
この他に「1.4mm溶接棒(スズキッド)」と「自動遮光面(アストロプロダクト)」を合わせて買っています。
溶接棒には「鉄用」「ステンレス用」の2種類があり、太さも1.4~6.0mmまで用意されています。100Vの家庭用溶接機の場合、細い方がアークが安定しやすいとのレビューがあったので1.4mmを取り寄せてみました。
自動遮光面はその名の通り、火花が飛ぶ前は手元が見えていて、火花が飛び始めると遮光するという優れた面です。
早速、溶接を行ってみます。用意したのは「皮手袋」「マイナスドライバー」。本来ならチッピングハンマーを用意する方がよいのですが、手元になかったので不要なマイナスドライバーで代用しました。
手順
①100Vコンセントに電源ケーブルを差します。
②アースクリップを母材にかませ接地します。
③溶接棒をセットして、溶接面をかぶり、本体電源をONに切り替えます。
④溶接開始。
⑤溶接し終えたら、本体電源をOFFに切り替えます。
⑥フラックスを取り除きます。
その結果が上の写真。なかなかアークが飛ぶ距離感がつかめず、溶接棒が母材にくっついて焼けてしまい何本か駄目になりました。100V溶接機の初期アークの発生には「ブラッシング法」が有効です。「タッピング法」では溶接棒が母材にくっついてしまい初期アークもできません。
マイナスドライバーでガンガンと削りとり、フラックスを取り除きます。
7本挑戦して、まともに溶接できたのは4本でした。付属の1.6mmの溶接棒でも1.4mmと同様に溶接することができました。
まだまだ練習が足らず出来ばえは酷いものですが、腕さえ上がれば色々と使えると手ごたえを感じました。
最後に
今回の作業は準備から片付けまで30分ほどでしたが、100vコンセントに差して直ぐに溶接ができる手軽さは感動しました。100V溶接機で容量が少ないためか、溶接棒が湿気ているのか、はじめのスパークが飛びづらく感じたのが難点でしょうか。一度火花が飛びさえすればアークは安定していました。
自動遮光溶接面は買ってよかったと思う一品です。溶接棒と母材との距離感が分かりコツが掴みやすく、両手が自由になることも大きなメリットでした。ホームアークに付属していた溶接面では押入れ行きか、ヤフオクに出品していたでしょう。
次回は昇圧器を付けて溶接してみたいと思います。
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