FTR223 オイル交換 ビギナーもできる簡単メンテナンス

FTR223は街乗りでもオフロードでも楽しく乗れるバイクとしてホンダから発売されました。

車体は軽く、足つきもよく、女性にも扱いやすいバイクです。

エンジンは丈夫でオイル管理さえ怠らなければ、5万キロくらいは楽に走ってくれます。メンテナンス性にも優れており、ビギナーでもやる気さえあれば、ほぼ全ての整備を自身で行うことができます。

中古車の相場も手ごろな値段設定となっており、20~30万円ほどで状態のよいバイクを購入できます。ヤフオクを利用すると、8~15万円ほどで買うこともできます。ただし整備はされていないので、消耗部品の交換や故障個所の修理などは全て自身で行う必要があります。

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オイル交換作業

メーカーでは3千キロ毎または1年に一回のどちらか達するのが早い方でエンジンオイルの交換を推奨しています。バイクショップにFTRのオイル交換を頼んだ場合、3千円~4千円ほどかかります。FTRのドレンキャップはアルミ製で締め付けトルクが一般のバイクと異なります。締付けトルクにさえ気を付けるれば、FTRのオイル交換作業は非常に簡単です。準備から片づけまで、20分ほどで済みます。

・FTRサービスマニュアル規定トルク:15N・m(1.5kgf・m)

・一般的なバイクのドレンボルト規定トルク:23N・m(2.3kgf・m)

用意するもの

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  • オイル
  • Oリング
  • 廃油受け
  • ウエス(廃油、汚れ拭き取り用)
  • 24mmメガネレンチ
  • マーカー

上記の工具に加えてトルクレンチを用意できれば確実に作業を行うことができます。

オイル交換手順

1.暖機

サイドスタンドで車体を立てた状態でエンジンを始動させ、エンジンオイルを十分に温めます。目安はドレンキャップに触れて暖かく感じることができれば暖気終了です。

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2.古いオイル排出

エンジンを止めた後に、「オイルフィラーキャップ(オイルレベルゲージ)」を取り外します。

「ドレンキャップ」を取り外す前に、マーカーでキャップとクランクケースの境目の位置に印をつけておきます。印をすることでトルクレンチがない場合にも、ドレンキャップが締っていた元の位置が分かり、過トルクで締め過ぎることを防止できます。

24mmメガネレンチを使い「ドレンキャップ」「ストレーナ」「スプリング」を取り外して、古いオイルを排出します。

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FTRはサイドスタンドを立てた状態で、オイル交換に必要な量のオイルを排出できるように設計されています。

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走行距離は千キロほどですが、新品のオイルと比べるとかなり汚れているのが分かります。

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オイルが抜けきるまでにオイルストレーナの清掃を行います。清掃は新しいエンジンオイルで濯いでストレーナのゴミを取り除けば完了です。パーツクリーナーを使うのであれば、Oリングやストレーナのラバー部分にかからない様に注意が必要です。パーツクリーナーは優れた洗浄剤ですが、ゴムやプラスチック製品の油分を抜いて、部材を急速に劣化させてしまいます。

「ドレンキャップ」「ストレーナ」「スプリング」「Oリング」の状態を確認し、ひび割れや破損している場合は新品に交換します。

キャップ:「12361-383-000」

Oリング:「91303-KK3-830」

ストレーナ:「15421-107-000」

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オイルが抜けきったのを確認したのち、「ストレーナ」「スプリング」「ドレンキャップ」を取り付けて、指定されたトルクで締め付けます。

規定トルク:15N・m(1.5kgf・m) <サービスマニュアルより>

オイル漏れを心配するあまり、過剰なトルクで締付けてしまいキャップを破損させてしまうことが多い箇所となるので注意が必要です。

3.新品オイルを注入

ドレンキャップを締め付けた後に、給油口(レベルゲージ取り付け口)からエンジンオイルを入れます。オイルレベルゲージで確認しながら、油面がゲージの上限までエンジンオイルを注入します。

オイルレベルゲージでオイル量を点検する際には、バイクを水平な場所で垂直に立たせた状態で行います。またレベルゲージはねじ込まず、レベルゲージ口に差し込み、オイル量を確認するようサービスマニュアルにて指示されています。

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エンジンを始動させたのちにオイル漏れがないか確認します。

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エンジンを停止させてから2~3分置いたのち、車体を垂直に支えてオイル量を確認します。

油面がゲージの上限と下限内にあれば作業完了です。

<参考文献:ホンダFTR223サービスマニュアル 点検調整 3-15,16>

4.まとめ

FTRのオイル交換での注意点は「ドレンキャップを締付け過ぎない」「ホンダG1オイルより安いオイルは使わない」ことです。

安いオイルは品質の劣化がはやく、指定の間隔でオイル交換を行っていても、エンジン内の部品の摩耗が早まってしまいます。オイル代金を節約しようとしてエンジンを劣化させてしまい、オーバーホールしなければならなくなり大金を払う事態は避けなければなりません。

上記のことに気をつけさえすれば、オイル交換は簡単な作業です。指定期間内にオイル交換を行い、バイクの健康を保ち、楽しいバイクライフを送りましょう。

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