メンテナンススタンドはその名の通り、バイクの日常点検から修理などの整備まで幅広く使うことのできるスタンドです。
私はこれまでバイクスタンドを買っては手放し、買っては手放しを繰り返してトータイルで4台を購入してきました。数種類を使用してきた経験と、個人のライダーとして最後に手元に残った最良の一品についてお話ししていきたいと思います。
スタンドはリフトアップする箇所(前輪、後輪)や作業の目的によっていくつか種類があります。これより大まかに分けた4種類を紹介します。
①リアバイクスタンド
最もオーソドックスなタイプで、スタンド自体が軽く、気軽に使うことのできるスタンドです。デメリットは車重が重くなればなるほど、転倒させる恐れがあることです。
②フロントバイクスタンド
フロントバイクスタンドはその名の通り、前輪をリフトアップさせるスタンドです。このスタンドが必要な作業は「フロントタイヤ・ホイールメンテナンス」「フロントフォークメンテナンス」などです。これらの整備を行う際には安心して作業をすることができるでしょう。
③フロント・リア兼用バイクスタンド
フロントバイクスタンドとリアバイクスタンドの両方の機能を備えたスタンドです。個人のライダーであれば、前後のメンテナンスが行えるメンテナンススタンドですので、購入の最有力候補となるはずです。私のお勧めNo2です。買って間違いのない一品と言えるでしょう。
④バイクリフトジャッキ
最後に紹介するのが、バイクジャッキと呼ばれるメンテナンススタンドです。本体はとても頑丈に作られていて耐荷重は500kgとなっています。これ一つあればモンキーからハーレーまで全てのバイクを楽々リフトアップさせてしまうという代物です。
ジャッキアップさせる位置を変えることで、「フロント」「リア」どちらも浮かせることができます。
唯一のデメリットが、ジャッキ本体が頑丈に作られ過ぎているため重いということです。重量は14kgあり、「気軽に作業が出来る」とは言えません。
「頑丈で安定しており、安心して作業が出来る」ことは間違いなく、一生もののメンテナンススタンドだと言えるでしょう。
手持ちのホンダFTR223をジャッキアップさせた時の写真です。マフラーを社外品に交換しており接触することを防ぐため、木材(2×4材)の端材を噛ませています。作業に不安を感じることはなく、安定しています。
タイヤを外し、フロント周りの作業も楽々こなします。
こちらはスズキGSX400(ネイキッドバイク)をリフトアップした時の写真です。この時もアタッチメントの高さが足らず、木材(2×4材)の端材を噛ませています。同じくリア側は自作リアバイクスタンド(木材:2×4材)を効かせています。
フロント周りを完全にバラしてステムを外し、ステムベアリングを打ちかえを行いました。ベアリングスカートを外す際に、ハンマーで叩きあげてもビクともしませんでした。
バイクリフトジャッキを購入する際の注意点
バイクジャッキには安い商品と千円ほど高い商品があります。その差は上の写真のアタッチメントの有無です。通常であれば付属品は高さ50mmですが、アタッチメント付きであれば高さ100mmまで対応します。後々、購入すると割高となりますので、セットになっている商品を買われることをお勧めします。
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