フロント側のブレーキフルード交換に引き続いて、リア側のブレーキフルード交換を行いました。
リア側のブレーキキャリパーはマフラーの奥にあるため、マフラーを取り外す必要があります。
用意するもの
- ブレーキフルード(ホンダBF DOT4)550円
- メガネorボックス レンチ(KTC製)
- 各サイズマイナスドライバー
- フルード排出用ホース
- ブレーキフルード吸い取り用 注射器(100均) 、スポイトでも可。
- トルクレンチ
- マーカーペン
マフラー取り外し手順
1.マフラーを固定しているボルト3箇所を取り外します。
ボルトの折れや山を舐めるなどを防ぐために、「ネジ緩め浸透系スプレー」や精度の高い工具を使用してください。
2.接合部分のボルトを緩め取り外します。
ブレーキフルード交換手順
1.マスターシリンダーのリザーバータンク内の古いブレーキフルードを吸い取る。
※この手順はスズキ サービスマニュアルを遵守したものです。(➀は省略することも可能です)
トルクレンチがない場合は、緩める前にマーカーで印をつけておくと、トルク不足や締め過ぎなどを防ぐことができます。
ブリーダースクリューにフルード排出ホースと8mmメガネレンチ、廃油受けをセットします。
2.新しいブレーキフルードをリザーバータンクに入れます。
3.ブレーキレバーを握ります。そのままの状態を維持します。
4.ブリーダースクリューを緩めます。緩める角度の目安は30~45度。
5.古いフルードが出てきたら、ブリーダースクリューを締め込みます。
6.ブレーキレバーを放します。
7.「3~6」をくり返します。リザーバータンク内のフルードが少なくなってきたら注ぎ足します。
8.ブリーダスクリューから新しいブレーキフルードが出てきたら、フルード入れ替えは完了です。
9.新しいブレーキフルードを規定ラインまで満たし、カバーを取り付けたら作業完了です。
リア側 ブレーキパッド残量 確認
リア側のブレーキパッドの残量を確認するために、リア ブレーキキャリパーを取り外します。
もしかすると後方から覗き込むと、確認できるかもしれません。マフラーを取り外したので、今回はこの方法でチェックを行いました。
1.リアキャリパーを固定している六角ボルト2箇所を取り外します。
トルクレンチがない場合やソケット型のヘキサゴンボックスレンチがない場合は、緩める前にマーカーで印をつけておくとトルク不足や締め過ぎを防ぐことができます。
2.ブレーキキャリパーを取り外します。
まだ残量は残っており、もうしばらくは交換せずに済みそうです。
3.取り外しの逆の手順で取り付けます。
まとめ
ブレーキフルードも2年交換していないと「色が濃く変色して」「ブレーキの効きも悪く」なります。
逆に言うと2年ブレーキフルードを交換していないバイクでは、フルードを新しくした実感を最もよく感じることができます。
バイクショップに依頼してもそこまで費用は高くありません。
可能であれば1年毎、最低でも2年毎でのブレーキフルード交換をお勧めします。
参考までに2りんかんでは、キャリパー1つにつき1,650円(税込)でブレーキフルードを交換してくれるそうです。※価格は工賃のみ。油脂類は別料金。(2022.6.27時点)
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