これまでディーラーではオイル交換の工賃がサービスだったのですが料金が改定されました。これを機会に自分でオイル交換を行うこととします。
オイル交換にはドレインプラグからオイルを排出する「下抜き」とオイルレベルゲージからオイルを吸い出す「上抜き」の2つの方法があります。
「下抜き」はオイルをしっかりと抜くことができますが、手が汚れる、ジャッキアップする必要があるなど手間がかかります。
「上抜き」は下抜きと比べるとオイルが残る可能性がありますが、手が汚れずジャッキアップする必要もないので作業がスピーディーに行えるという利点があります。
今回は「上抜き」によるオイル交換をお送りします。
用意するもの
- オイル
- オイルフィルター
- オイルチェンジャー
- オイルジョッキ
- オイルフィルターレンチ
- トルクレンチ(無くても可)
- ウエス(オイル汚れ拭き取り用)
オイルはホンダ純正の「ウルトラLEO」を用意しました。20Lペール缶で購入すると一回当たりの費用は二千円を切ります。五千キロ毎に交換したとして三万キロ走ったら消費できる計算です。
フィット(GD1)のオイル量は次の通りです。
オイル交換のみ:3.0L
オイルフィルター交換実施:3.2L
オイル交換手順(上抜き)
1.エンジンをかけてオイルを温めます。
オレンジ色の棒がオイルゲージ、その真下にある青いものがオイルフィルターです。
2.検油口からレベルゲージを抜き取り、オイルチェンジャーをセットします。
3.オイルチェンジャーを10~20回ほどポンピングします。
ポンピングすることでチェンジャーのタンクの空気を排出し、真空にすることでオイルを吸い込むという仕組みです。5分も経たない内にオイルの吸い出しが完了します。
4.オイルを抜き終えたらオイルフィルターを交換します。
新しいフィルターのOリング(ゴム)にオイルを塗った後に取り付けます。
フィルターの締付けトルクは「10~14Nm」です。トルクレンチがない場合は「着座後、3/4回転」を目安に締め付けます。締め過ぎはフィルター内部を変形させる恐れがあるので注意しましょう。
5.オイルフィルター取り付け後に新しいオイルを入れます。
一度に許容量すべてを入れるのではなく、2.5Lほど入れた後レベルゲージで確認しながら注油すると上手く調整できます。
6.エンジンをかけてオイルがエンジン内を一巡させた後に停止させます。3分ほど置いたのちに再度レベルゲージで油量を確認します。この時オイルが不足しているようであればオイルを追加します。
5千キロ未満での交換でしたが結構汚れています。交換頻度をもう少し早くしてもよいかもしれません。
あとがき
購入した手動式オイルチェンジャーは手動式の中では値の張る部類に入りますが、作りがしっかりしており安心して使用できました。日光の当たらないようにして保管場所にさえ気を付けていれば私が引退するまで故障することはないでしょう。
オイル交換後に明らかにアイドリング音が変わる瞬間は心踊るものがあります。車の健康状態も分かり費用も抑えられ、自身の技術は向上します。自前交換は良いことばかりです。
コメント
本ブログで紹介されている「新日石トレーディング 手動式オイルチェンジャー」で教えて下さい。
ホンダフィットDG1のオイルレベルゲージの検油口にオイルチェンジャーの吸引用ノズル(6Φと7Φの2種類)を挿入することが出来たのでしょうか?
私もフィットGD1用に、手動式オイルチェンジャーを購入しようと調べたのですが
アマゾンで販売している他メーカーの手動オイルチェンジャー(丸形)のカスタマレビュー―で
「問題は、フィットGD1です。オイルレベルゲージが平らだったので、ホースが入りませんでした。」
とあったので、あきらめていました。
確かに、GD1のオイルレベルゲージは平らで検油口も板状に細いようなのですが
「新日石トレーディング 手動式オイルチェンジャー」の吸引用ノズル(6Φ又は7Φ)はフィットGD1検油口に入ったのでしょうか?
それともノズルに加工でも施したのでしょうか?
フィットGD1に使えるなら購入したいので、ぜひ教えて下さい。