2010年夏にヤフオクで購入したスズキEPOレストアの記事の続きです。
前回は「燃料タンクの洗浄、コーティング」「シートカバーの張り替え」をお送りしました。この度はいよいよ組み立てに取り掛かります。
組み立て
組み立て作業で重要なことは「分解してから組み立てまで時間をあけない」ことです。「組み立て手順を忘れる」ことや「どこの部品か分からなくなる」「部品の紛失」の恐れがあるため、できる限り時間をあけず組み立て作業を行いました。
いきなりですが「フロントサスペンション」「リアサスペンション」周りを組み付けました。フレーム単体の状態よりは、かなりバイクに近づいた気がします。
ハーネス(電気配線)や細々とした部品を取り付けていきます。
ホイールはスズキ「ランディ」のものを履かせてみました。ホイールを入れ替えることで、8インチから10インチにサイズアップします。ドラムブレーキはエポのものが流用できます。スイングアームはエポのものを使用してもフェンダーには干渉せず取り付けることができました。
注意!後日紹介しますが「ランディ」フロントホイールを流用すると速度表示が正確に表示されません。(フロントブレーキアッシ内部のスピードメーターギアを分解して、ランディの物と入れ替える必要があります。)
このままでは整備不良となり公道は走行できませんのでご注意ください。
ロングスイングアーム化をするにあたり、リアサスペンションを購入しました。ボルト間ピッチは「純正品:280mm」「購入品:330mm」です。
購入したサスペンションのスペーサーの径(サイズ)がエポの物と異なるので、万力(バイス)に挟んで差換えを行いました。
マメタン(OR50)スイングアームと330mmリアサスペンションを取り付けると丁度よいバランスとなりました。
既存のスペーサーでは調整量が足りなかったため、ワッシャを使ってセンター出し調整をしました。
リア側はマメタン用スペーサーとワッシャー数枚を使いました。
組み立て完成
2010年夏に購入して2011年3月中旬に完成しました。はじめてレストア作業であったため6カ月もかかりましたが、遂にバイクも綺麗になり理想の形にすることができました。
「ホイールの10インチ化」「ロンスイ化」行うことで、「走行安定性」「乗りやすさ」がかなり向上します。
シートには紫外線による劣化を防ぐ為、伸縮性のあるシートカバーをさらに掛けてみました。
せっかく完成したと喜んでいたのですが、家の周りを走らせてみると不具合が続々と見つかりました。不具合に関しては、また次回紹介します。
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