ヘッドライトは、新車から5,6年を迎える頃から段々と白くくすんできます。そのまま放置していると、新車から10年後には白濁、黄ばんでしまうことはよくあります。
今回はヘッドライトが白くなる理由と簡単メンテナンス法をお送りします。
なぜヘッドライトは白濁するのか?
ヘッドライトはポリカーボネート(PC)と呼ばれるプラスチックで出来ています。ポリカーボネートは透明性・耐衝撃性に優れているのですが、紫外線に弱いという特性をもっています。
自動車メーカー各社では、紫外線からヘッドライトを守るためにハードコート(クリア塗装)をして出荷しています。しかし紫外線や風雨による経年劣化によってクリア塗装は剥げてしまい、ヘッドライトの地が出ることで紫外線に侵されて「くすみ・白濁・黄ばむ」という現象が起こるのです。
ヘッドライトを新車の状態に戻したいのであれば、再度クリア塗装を行うか、ヘッドライト自体を新品に交換する必要があります。しかし塗装には数万円、交換で10万円近くの費用がかかります。
簡単メンテナンス
「30秒で出来る簡単メンテナンス」で使う溶剤はこちら「プレクサス」です。
プラスチック専用のコーティング剤で、紫外線によるヘッドライトの劣化を防ぎ、くもりを消して外観を美しく保ちます。
効果は青空駐車で2週間~1か月持続します。(季節天候により前後します)
研磨剤が入っていないため、ヘッドライトの表面を傷める心配もありません。
プレクサスは、戦闘機のキャノピー(強化プラスチック)をクリアに保つため開発されたプラスチック専用整備品です。
表面にプロテクタントの保護層(撥水加工・防汚・加工・UV保護加工、静電気防止加工)を形成します。
使用方法は単純明快!ヘッドライトにプレクサスを吹きかけて、綺麗な布でサッとふくだけです。30秒もかかりません。
洗車などは必要なく、汚れたまま吹きかけても洗浄・コーティング効果を100%発揮するという優れものです。
実演
適当な曇ったヘッドライトが手元になかったため、細かいキズが入り曇ったプラスチック製品を用意しました。
これを使って効果を試します。
プラスチック面にスプレーを吹きかけます。
布で拭きあげました。
くもっていた表面はクリアになり、多数のキズもほとんど目立たなくなりました。
あとがき
青空駐車をしている限り、ヘッドライトがくもるのは時間の問題です。
ヘッドライトを綺麗に保つためにも、完全に白くなってしまう前にプレクサスでメンテナンスをしておくことをお勧めします。
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