ブレーキの遊びが増えてスカスカになる原因と解決方法。バイク整備

前回に引き続きXJR400の整備をお送りします。
取り掛かったのはリアブレーキ(ディスクブレーキ)です。

よく事故せずに走ってこれたな~と感心するほど、ブレーキレバーを踏み込んでもほぼ遊びでスカスカでした。
急制動をしたらジャックナイフしてしまうこと間違いないでしょう。

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ブレーキがスカスカになる原因 3点

  • エアーを噛んでいる
  • ブレーキフルードの劣化
  • ブレーキマスターのピストンOリング不良(摩耗)

ブレーキの遊びが増えてスカスカになる原因は上記の3つが挙げられます。

今回はしばらく乗っていない内にブレーキが効かなくなったため、ブレーキフルードが劣化していることが考えられます。

2年以上交換していない交換していないバイクにみられる現象です。

ブレーキフルードは 吸湿性が高いため、バイクに乗っていようがいまいが劣化していきます。
交換時期の目安は2年となっていますが、バイクのフルードは容量が少ないため、可能であれば1年ごとの交換をお勧めします。

今回はパッドとキャリパーピストンの清掃とブレーキオイルの交換を行いました。

※ブレーキフルードを交換してもブレーキが効かない現象が直らない場合は、マスターシリンダーのピストンセット(Oリング含む)を交換する必要があります。

ブレーキフルード交換手順

XJR400のリザーブタンクは右サイドカバーを外した内側にあります。

キャップを外すとダイヤフラム(ゴム製の内蓋)が見えます。

パッと見るとフルードは汚れていない様に見えますが、新しいフルードと比べると…Σ(・口・)

あとはお馴染みブレーキフルード交換です。ブリードスクリューにメガネレンチとゴムホースをセットして①~③を繰り返します。

  1. 「スクリューを緩め→ブレーキレバーを踏み込み」
  2. 「スクリューからフルードが出てくるのを確認」
  3. 「スクリューを締め→ブレーキレバーを離す」

リザーブタンクが減ってきたら、新しいブレーキフルードを足してやります。
(ブレーキフルードはホームセンターでも200mLで500円、1L千円で売られています。)

まとめ

ブリードスクリューから綺麗なフルードがでてきたら、フルード交換完了です。
作業終了後はキッチリとブレーキが効くようになりました。

同じ症状でお悩みの方、一度ブレーキフルードの交換をされてみては如何でしょう。
パッドとキャリパーピストンの清掃ですが写真を撮り忘れてしまいました。(;´Д`A “`

※ブレーキフルードを交換してもブレーキが効かない現象が直らない場合は、マスターシリンダーのピストンセット(Oリング含む)を交換する必要があります。

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