「スズキ EPO レストア」の続きをお送りします。
前回は「バイクの分解」「塗装はがし」「フレーム塗装」まで終わりました。今回は「燃料タンクの内部コーティング」と「シートカバーの張り替え」を行います。
(こちらの記事は、以前のブログ閉鎖に伴い消滅した記事を復刻したものです。)
燃料タンクの洗浄と内部コーティング
前回の記事では燃料タンクの塗装も剥したのですが、塗装が間に合いそうにありません。ヤフオクで状態の良いタンクを見つけたので、こちらを使いたいと思います。
作業手順
1.燃料コックや燃料ゴムホースを取り外し、お湯と洗剤をタンク内に入れて内部をよく洗います。4~5回繰り返して、油分をしっかりと取り除きます。
洗剤は「台所用洗剤」または「風呂用洗剤」などを使いました。内部が錆びている場合、サビのかたまりがボロボロと出てきます。このタンクは綺麗だったのですが、今後のために内部コーティングまで行いました。
2.2~3回お湯ですすぎを行い、洗剤を綺麗に洗い流します。
3.タンク裏側にある燃料排出口2か所を布製ガムテープなどで栓をした後、温めたPOR15メタルプレップ (旧メタルレディ)をタンク内に入れます。任意の時間、放置してメタルレップを排出します。
メタルレップ(旧メタルレディ)は燃料タンクコーティング前の金属下地処理剤で、錆取りの役目と金属とペイントの密着をよくするという役目もあります。メタルレップは何度も再使用ができるので廃棄せずに容器に戻しました。
4.燃料タンク内を乾燥させます。連続運転が可能な布団乾燥機がとても役に立ちました。
5.完全に乾燥させたのちに給油口からPOR15フュエールタンクシーラーを入れて内部コーティングを行います。
ここで注意点を一つ!タンクシーラーは一度付着すると取れません。付着して困るところにはマスキングを必ず行いましょう。
内部コーティングが完了しました。
次は車用の液体コンパウンド、液体ワックスを使って磨き上げます。
仕上がりがいまいちだったので、ソフト99「キズを消し 色あせたボディカラーを鏡面復活!」を使いました。しっとりとした満足のいく出来栄えです。
シートカバー張り替え
バイクについていたシートは朽ちていたので廃棄して、ヤフオクで中古シートを購入しました。しかし中古シートも使えはしますが、錆がひどい状態で手直しが必要です。
1.マイナスドライバーを使ってシートを留めているツメを起こし、古いシートカバーを外します。
新しいシートカバーはAmazonや楽天市場で購入することができます。
2.ワイヤーブラシを使ってサビを落とします。
3.アサヒペン「カラーサビ鉄用」というサビ止めと上塗りを兼ねた塗料を塗りました。
4.乾燥後に黒色塗装を行います。
5.シートベースのふちにゴム製カバーを接着し、シートカバーを取り付けます。
シートカバーの張り替えが完了しました。アルバ国産シートカバーはサイズぴったりでシワもできません。
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