通常30分の作業が5分で終わる!?バイクのタイヤをつるんと剥くコツ大公開!<取外し編>

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バイクの性能を発揮する上で、タイヤはとても大きな割合を占めています。

空気圧を適正に保つだけでも、最高速度が大きく変化したり、燃費にも大きく影響を与えます。

タイヤは古くなると固くなってグリップ力が低下します。晴天時には特に気になりませんが、雨天時には転倒する確率がとても高くなります。特にタイヤの溝(山)がなくなっている場合は、注意が必要です。

溝がないタイヤや古く固くなった場合は、タイヤを交換するしかありません。

バイクのタイヤ交換といえば、バイクショップで依頼する作業「No.1」であること間違いないでしょう。

バイクショップで頼んだ場合、安いタイヤを選んで「5~7千円」、ミシュランタイヤなどいいタイヤを選ぶと「1万円」近くかかることもあります。料金の中には工賃が「3~5千円」ほど入っています。

このタイヤ交換の作業を自身で行うと、タイヤのグレードを上げることができたり、欲しかったパーツを買うこともできるでしょう。

今回は難易度が高いと思われているタイヤ交換(取外し)作業をたったの5分で終えることが可能になる「とっておきのコツ」を紹介します。

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準備するもの

  • タイヤ保護(ワックス)スプレー
  • タイヤレバー2本

最低限必要な道具は上の2点のみです。

通常であれば「ビードワックスを用意してください」と書くところなのでしょうが、今回は30分かかる作業を5分に短縮させるため、あえて「タイヤ保護(ワックス)スプレー」としています。

これまでビードワックスやカーシャンプー、CRC(浸透系スプレー)、シリコンスプレーなど色々試してみましたが、「タイヤ保護(ワックス)スプレー」が一番です。

ホームセンターやカーショップであればどこにでも置いているので、簡単に手に入れることができるでしょう。

この他にホイールを傷つけないために、地面に敷く「段ボール」と「リムプロテクター」を用意しておくとよいでしょう。

ビード落とし

タイヤのビード落としの作業は、タイヤの古さによって難易度が変わります。

やわらかいタイヤ(前回交換から5年未満)の場合は楽に作業が行うことができ、10年近く交換していない固いタイヤでは大変苦労する作業となります。

ビードを落とす方法には3つの方法「タイヤレバー」「ビードブレーカー」「邪道」があります。

タイヤレバーはスタンダードな道具です。使いやすく良いものを使い、コツを習得しておけば比較的楽に作業することができます。形状から分かる通りコンパクトに収納できます。

ビードブレーカーでは、タイヤの状態に関係なく楽にビードを落とすことができる利点があります。しかし使用頻度が少ない割に、道具自体がかさばり保管場所が必要であるという欠点があります。

「邪道」こちらの方法では道具は使用しませんが、ホイールが傷つく可能性が大いにあります。原付バイクなど車重の軽い車種でのみ挑戦できます。くれぐれも縁石やおおきな段差は乗り越えないようにしましょう。自己責任でどうぞ。

<邪道でのビード落とし手順>

  1. ホイールをバイクから取り外す前にタイヤの空気を抜きます
  2. その状態で近所を低速走行します(15~20km/hくらい)
  3. 30~50mも走らない内にビードが落ちます

作業手順(タイヤレバー)

今回はタイヤレバーでビードを落とす方法を紹介します。

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1.タイヤバルブのキャップを外して、空気を抜きます。

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バルブの中心にある突起を押してやると空気が抜けます。チリやゴミがバルブ内に入ると空気が抜ける原因となります。異物が入らないように注意しましょう。

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タイヤレバーを使いビードを落としていきます。お勧めはデイトナ タイヤレバー(ロング)

ポイント!
ビードを落とす作業に入る前に、タイヤ全体にたっぷりとタイヤ保護スプレーを吹きかけておきます。この段階で吹きかけるか否かで、ビード落としの難易度が大きく分かれます。

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2.タイヤレバーをタイヤとホイールの溝に滑り込ませます。

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3.隙間に差し込んだレバーを

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テコの原理で返します。

写真ではレバーの返しが下向きになっていますが、上向きでも構いません。やりやすい方で行ってください。

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4.この作業をタイヤ全周まんべんなく行っていきます。

前回交換から5年未満の柔らかいタイヤでは3周未満でビードが落ちます。10年選手の古いタイヤでも5周ほどで落ちるでしょう。

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たまに足で踏んでやってもよいです。片側のビードが落ちたら、裏返してもう一方も落としてやります。

余りにもビードの落ちが悪いようであれば、タイヤ保護スプレーを隙間から吹きつけてやると、作業がより簡単になるでしょう。

タイヤ取外し(前面)

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いよいよタイヤの取り外し作業に入ります。

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1.タイヤ保護スプレーを吹きかけます。泡が落ち着いたら、余分な液をふき取ります。

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タイヤを返す手順を紹介します。タイヤとホイールの隙間にタイヤレバーを差し込みます。レバーの返しは下向きです。

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しっかりと差し込みレバーをタイヤのビードに引っかけたら

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レバーを返していきます。

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ホイールにつくまでレバーを返すと、ビードが持ち上がります。

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ここまで返すと手を放しても大丈夫です。

このような要領で作業を行っていきます。

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2.2本のタイヤレバーを差し込み、同時に返しビードを起こします。レバーの間隔をあけすぎると起こしづらくなるので、ほどほど(30~40度くらい)にしておきましょう。

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3.長い方のタイヤレバーを引き抜きます。

抜いたレバーをビードが起きている部分とそうでない部分の境あたりに差し込みます。

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4.レバーを返すとビードが起きてきます。

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5.再びタイヤレバーを引き抜き、起きたビードの境にレバーを差し込み、返します。

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片面すべて外れました。ここでのポイントは、長いタイヤレバーをメインで使っていくことです。力が入りやすく楽に作業することができるでしょう。

タイヤ取外し(裏面)

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もう片面のタイヤ取り外し作業を行います。

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1.タイヤ保護スプレーを吹きかけます。泡が落ち着いたら余分な液をウエスでふき取ります。

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2.ホイール側からタイヤとの隙間に、タイヤレバーを差し込みます。

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3.ホイールのリムをレバーの返しでつかんだら

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レバーを垂直に立てて

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タイヤを押しつぶすように倒していきます。

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4.そのまま体重をかけて力を加えていくと

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むにゅっ!という感じでホイールが出てきて

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外れます。

ホイールが外れ地面に落ちた際に、傷つかないように段ボールなどを敷いておくとよいでしょう。

あとがき

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いかがでしたか?タイヤの取り外し作業って思っていたよりも簡単に見えませんでしたか?

その通り、コツさえ押させていればバイクタイヤの取り外し作業は簡単なのです。

コツとは「タイヤ保護スプレーを十分に吹きかけて作業すること」「使い勝手のよい道具を使うこと」の2点です。あとは今回紹介した作業手順で取り外していけば、困ることはないでしょう。

タイヤ保護スプレーを使わず一般的な「ビードワックス」を使った場合は、今回のように簡単に作業は進みません。逆を言うとタイヤ保護スプレーさえ吹いておけば、タイヤが勝手に滑って楽に作業を進めることができるのです。

ぜひ一度、近所のホームセンターで購入できるタイヤ保護スプレーを使った楽ちん作業を体験されてみては如何でしょうか?

使い勝手のよいお勧めのタイヤレバーは「デイトナ タイヤレバー(ロング)」です。これから購入される方はぜひ候補に入れてみてください。

次回は「タイヤ取り付け編」をお送りします。お楽しみに!

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コメント

  1. ガタピシ より:

    こんにちは、マジェスティsg03 の前後タイヤ交換を致しました。(110/90-12・130/70-12)
    先にこのサイトを閲覧していましたが、買い置きのビードワックスがもったいないので使いましたが、固着してビードは落ちないし手首は痛いしで^_^
    車に積んであった安売りのタイヤワックスをタイヤレバーでホイルとタイヤの間に隙間をつくりスプレーして体力の回復まち。
    手首が痛いので両膝でタイヤを押さえ、レバーを差し込みました。
    えっ?体勢がくずれた瞬間にスポッとビード落ち^_^
    おいらの両膝はタイヤチェンジャーかい?
    2本目は素直にタイヤスプレーに感謝いたしながら、このタイヤ前世はウナギかい?くらいヌルっといきました。
    前戯の大切さをお教えいただき有難うございます^_^
    試しにビード上げの際、ビードワックスとホームセンターで以前購入した798円の圧力計付きのフットポンプではスカスカで使い物になりませんでした。
    タイヤワックスと同じポンプで2,3回踏むとシュッ、シュッと音がします。
    少しづつメーター上昇してるし、それに伴ってタイヤの両端がホイルのビード部に動いているのが目視できます。
    ポンピング中に、ホイルの左側「ポン!」続いて右側「パン!」
    感動&感謝です^_^
    今は、ピカール兄弟(ピカールとコンパウンド)で曇ったスクリーンを磨いています。

    • テツ より:

      ガタピシさんへ
      コメント下さりありがとうございます。
      マジェスティのタイヤ交換も上手く作業できたようで何よりです。
      「ビードワックス」と「タイヤワックス」でのビード上げのレビューも記載下さり感謝します。2つの差が大きいと感じるのが、私だけではないと知ることができて安心しました。(*^_^*)
      また時間がある時に訪問頂ければ幸いです。

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