作業を開始して6日目、本日が最終日です。明日のタイムリミットまで24時間を切ってしまいました。
ただいまお昼の12時、ゴソゴソ布団から這い出てやっと活動し始めました。
部屋の片づけや掃除、睡眠、送迎など諸々を踏まえると実質のこされた時間は10時間。
ですが、バイクは一つも組んでいません。
まぁなんとかなるでしょ~♪ヽ(´▽`)/
という感じで作業を進めます。
「ハンドルがガタつく」「ハンドルが重い」どちらの症状もステム周りの不具合が考えられます。
- ガタつく場合 … ベアリングが破損して隙間ができている
- ハンドルが重い場合 … ステムナットが必要以上に締め付けられている
ステアリングステム調整方法(サービスマニュアル指定)
1.ステムナットレンチを使って「規定トルク 400~500kg・cm」でステムナットを締め付ける。
2.ステアリングステムを5~6回、左右に回転(切り返し)させてベアリングを馴染ませる。
3.ステムナットを、1/4~1/2回転戻す。
マニュアルには上記のように記載されていますが、専用工具のステムナットレンチなど持っていません。
ステムナットレンチがない場合の調整 目安
ハンドルを取り付けた状態で
「車体を15~30度ほど傾けて自然にハンドルが切れるか否か」
を目安にすると比較的上手くいきます。
ガタつきが出ないように納得がいくまで調整を繰り返します。
ステムナットを締め付ける際の注意点
● 締め付けすぎると、ベアリングボールやレースを傷め、最悪ボールが割れます。
● 締め付けが弱く、ガタつきができると部分的に負荷がかかり、最悪ベアリングボールが割れてしまいます。
ステムの現状確認
このバイクは手元に来た時から「ハンドルが重い」という症状がありました。
ガタつきなら、ベアリングの割れが考えられるのですが、重くなるのは何故かしら?(・_・?)
取りあえずバラします。
トップブリッジ?の固定ボルトを取り外し
ステムのナットを少し緩めました。
本来であればトップブリッジ?は簡単に抜けるのですが
錆びているのか、抜ける気配がありません。
百円均一製 プラスチックハンマーで
軽くコンコン叩くと
抜けました。
どのエポでもここは必ず錆びています。
ステムナットを取り外すと
ボールベアリングが出てきます。
ステムの落下やボールの紛失に注意が必要。
レースの上側と
下側を軽く綺麗にしてみました。
幸いにも酷い傷やボールの割れは見られませんでした。
上側が22個、下側が25個でしょうか。
アリングレース、ボールともに新品交換が望ましいのでしょうが、状態も悪くないので再利用します。
グリスをたっぷりと塗った上にボールを載せます。更に上からグリスを塗りたくります。
ステムの下側を取り付ける場合、グリスのちょう度(粘り)が低い(軟らかい)と張り付かないので注意が必要です。
あとはステムナットを取り付け
適度に締め付けます。
あとがき
結局、「ハンドルが重い」原因は前オーナーがステムナットを締め過ぎていた事でした。
メンテナンスもされていないし…、なぜ?(゚_。)?
この後、チェーン洗浄の仕上げなども済ませて現在15時。
タイムリミットまで8時間。
次回はいよいよ組立て編をお送りします。
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